介護の仕事は無資格でもできる仕事から、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格が必要な仕事まで様々です。
ただ一言で資格といっても、資格の中にも種類があるのです。
今回は国家資格、業務独占資格、公的資格、民間、認定、任用。。。といった違いについてまとめていきます。
この違いは介護の資格に限りませんので、参考にして頂けたら幸いです。
国家、民間、公的などの資格の違い
国家資格
国家資格とは国の法律に基づいて定められた資格で、国家試験を受験して合格することで資格取得者になることができます。
取得者はその職種に必要な知識や技術、能力を身に付けたことを証明されたことになり、就職、転職活動をする上でも非常に効果が高いものとなります。
介護の現場で働く人も国家資格の取得者が多いですね。
- 看護師
- 介護福祉士
- ケアマネージャー
- 社会福祉士
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
などなど、、、介護福祉士は国家資格じゃないと思っている方も多いのですが、立派な国家資格の1つです!
また国家資格の多くは次に紹介する業務独占資格ですが、介護福祉士、社会福祉士のように名称を名乗らなければ、無資格者でも同じ仕事で働ける資格もあります。
このような資格は「名称独占資格」と呼ばれています。
業務独占資格
業務独占資格とは、適切な能力を持っていると認められた資格取得者のみが、その業務で働くことを許されるというものです。
医師、歯科医師、弁護士のほかにも看護師、診療放射線技師、理学療法士なども業務独占資格ですが、一般的に介護職と呼ばれる職種では、業務独占資格はありません。
ケアマネージャーなどは人員基準こそありますが、その業務は必ずしもケアマネが行う必要はないのです。
言葉の問題で複雑になってしまうので、あまり考えすぎる必要はありませんけどね。
認定資格
認定資格というのは、業務独占資格とちがって必ずしも働くうえで必要にならないものですが、高い専門知識や技術を持っていることを証明してくれる資格です。
介護福祉の現場だと音楽療法士や臨床心理士、福祉レクリエーションワーカーといった資格のことで、主に民間の団体が主催している試験に合格することで取得することができます。
選り良い就職先を目指したい人や、倍率の高い求人に応募するときには、この認定資格の有無が採用を左右することもあります。
自分自身のスキルアップを目的として認定資格の取得を目指してみても良いかもしれません。
また民間団体が行っていることから民間資格とも呼ばれたりしますね。
公的資格
公的な制度によって定められた資格で、例を挙げると厚生労働省が審査基準を設けて認定をしています。
かつてのホームヘルパー2級、そして現在の介護職員初任者研修という資格が公的資格に当たります。
介護の資格は数が多く複雑で、制度も変わりやすいので把握することは大変ですが。。。
任用資格
任用資格とは特定のお仕事に就くために必要とされる資格のことです。
資格というよりは条件といったほうが分かりやすいかもしれません。
例を挙げると公務員になったあとに、福祉施設の面接指導員や現業員、ケースワーカーなどの職種につくためには、社会福祉主事という任用資格(条件)が必要となります。
これは資格試験はなく、大学や短大などの教育課程で指定された科目の履修や、所定の研修などを受けることで認められるものです。
自分の興味がある資格については調べよう
介護の職種は試験を受けるのに実務経験が必要だったり、所定の研修を受ける必要があったり、ホームヘルパー2級が介護職員初任者研修と変わったりと複雑なのですが、一つ一つ調べていけば理解できると思います。
あなた自身が興味を持って取得を目指したい資格については、しっかりと調べてどんな資格なのかを把握してください!
こんなはずじゃなかった。。。ということにならないようにしてくださいね。

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