どんな職種でも正社員でもアルバイト、パートでも仕事をするには、まず求人を見て応募して面接を受けなければなりませんね。
今回はそんな面接について、介護職員の採用面接の場でよく聞かれる質問と回答例、そして言ってはいけないNGワードというのをまとめて紹介していきます!
- 未経験、無資格で面接を受ける人
- 転職を何度か繰り返してる人
- ブランク期間があり復帰したい人
などなど、これから面接を受ける方の参考にして頂ければ幸いです。
目次
介護職員採用の面接ポイントと定番質問7選
志望動機は?
介護職に限らず採用面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが志望動機ですが、ここではあまり奇をてらわずに無難な志望動機を答えるのがベストでしょう。
- 人の助けになる仕事をしたい
- 人と接することが好き
- 地域社会、福祉に貢献したい
上に挙げたことだけでは少し物足りないかもしれないので、この基本的な答えをベースにあなた自身の経験や職歴などエピソードを追加してみましょう。
親の介護を既にしているor将来のためにも介護技術を学びたいといった違った視点から答えてみても良いかもしれません。
「履歴書で書いたことを丁寧に答える+履歴書には書いてない自分の想い」の2つを用意しておけば問題は無いでしょう。
なぜ当施設、当サービスを選んだのか
介護職と一言にいってもデイサービス・ホームヘルパーといった居宅サービス、老健・特養といった施設サービスなど様々な種類がありますので、なぜデイサービスを選んだのか又は老健を選んだのかなどは答えられるようにしておきましょう。
- 日常生活のお世話を中心に仕事をしたい
- 終末期の介護に携わりたい
- 夜勤、土日祝も働けるので施設サービスを選んだ
今では、ほとんどの施設事業所がインターネット上でホームページを公開しているので、必ずチェックして施設の特徴・概要についてはカンタンで良いので頭に入れておくと良いでしょう!
- 利用者、職員の1日のスケジュール
- 施設事業所のモットー、理念
- 在宅復帰率、ベッド数(施設サービス系)
家から近いという理由は!?
志望動機として「自宅から近い」ということを理由にする方もいますが、一般的な企業であれば心では思っていても口に出すとマイナスになってしまいます。
ただ介護職員に多い子育て中のママだったり、子供を幼稚園・学校まで送り迎えする都合上がある方、主婦業と並行している方にとっては大きな志望動機となり得ますので、近年の介護職員面接ではハッキリと近いから!という理由を言っても決してマイナスポイントにはなりません。
しっかりとプライベートと仕事を両立させようと思ったら通勤時間は重要なポイントですからね!
流石に志望動機の理由が「家から近い!」の一点張りでは良くありませんが。。。
また通勤に30分以上かかるような場合は面接官側から「ご自宅から遠いようですが通勤時間は大丈夫ですか?」といった様に逆に気を使ってくれるケースも多々あります。
今までの経歴、職歴、仕事について
この質問はあなた自身が書いた履歴書とズレが生じないようにしておくことが何より大切です。
履歴書には書いていないのに、面接で急に何年も仕事をしていたことを発表する人も少なくはありません( ノД`)シクシク…
正直に今まで経験した仕事内容について答えれば何の問題もありませんが、職種や働く介護サービスを替える場合にはその理由も答えましょう!理由がそのまま志望動機になるように答えてもOKです。
- 飲食業、美容業など多職種から介護職を目指すとき
- ホームヘルパーから療養型施設に転職したいとき
- パート勤務から正規職員になりたいとき
前の職場を辞めた理由
介護職に限らず仕事をして辞めたことがある人に必ず聞かれるのが、以前の職場・会社を辞めた理由ですね。
ここでは辞めた理由を本音で語ることはマイナスになることが多いです。。。
- 同僚、上司など人間関係が合わなかった
- 仕事内容に嫌気が差した
- やる気が無くなり新しい仕事をしたかった
介護職員が辞める理由で上位なのが人間関係なのは紛れもない事実ですが、はっきりとあなたの口から答える必要はありません。
面接官からすると、前の職場での同僚や上司の人柄なんて分かりませんし、あなたが少しでも変な言動をしてしまうと、あなたが周囲の環境を悪くしてるのでは!?と捉えられがちです。。。
前の職場がとんでもないブラック企業、施設だったとしても、面接官にそれを言ったところで「愚痴」、「悪口」にしかならないことを知っておいて下さい。
- 人間関係は良かったんですが代休が取れなかった
- 仕事内容を評価してもらえなかった
ぐらいであれば伝えても良いかもしれませんが。
ポジティブな事情を言おう
辞める理由はできるだけポジティブだったり家庭の事情であることが望ましいと言えます。
- 結婚、出産を機に退職をした
- 資格勉強に集中したくて辞めた
- 色々な介護サービスで働いて経験を積みたい
他の施設にも応募をしていますか?
近年、聞かれる確率が高いのが他にも面接を受けている施設事業所があるかどうかということです。
超高齢化社会によって介護求人件数は年々増加しているので、働く側(求職者)にとっては色々な施設を比較できる状況下にあり、就職・転職を考えたときに1度に複数の施設に応募することも珍しいことではなくなりました。
正直に答えよう
この質問を受けたのであれば個人的には正直に答えることをオススメします!逆に1つだけに絞ってくる人のほうが少ない状況ですしね。
深刻な人手不足により、採用する側(施設側)も他と比べられることは重々に承知しているご時世です。
他施設で提示された給料額などを聞かれた場合には、この金額を考慮してあなたの給料を決定する要素になることもあります!特に主任など管理職候補として採用される場合には珍しいことではありません。
雇用形態について
施設で提供しているサービス内容、そして雇用形態にとって介護職員というのは一人一人で働き方が異なりますので、この部分についても質問されることがあります。
正規職員(フルタイム)の場合
正規職員として働くことを希望している方の場合に聞かれるであろう質問を並べてみました。
- 土日祝は勤務できますか?
- 早番、遅番はできますか?
- 夜勤は大丈夫ですか?
こちらも訪問介護、通所リハ系、デイサービス、施設系によって大きく異なるので、必ず応募した施設概要をチェックして、どのような勤務を求められるかをチェックしておきましょう!
求人票に全ての勤務体制から時間帯まで丁寧に載せてくれる施設であれば良いのですが、面接の場で「正規職員だと夜勤も入ってもらいたいんですが大丈夫ですか?」と言われることも。。。
365日24時間体制の施設サービスであれば、高確率で上記の3つの項目すべての勤務を求められると思いますので、事前に答えを整理して置いて下さい。
パート、アルバイト、派遣の場合
時給制で働くパートを始めとする勤務の場合も働き方については当然、質問されます。
- 週に何回程度、働けますか?
- 午前中のみ、午後のみなど希望はありますか?
- 休日出勤は可能ですか?
電話応募などである程度の話をしているケースもありますが、改めて面接の場では条件を再確認するはずですので、譲れない条件がある場合には必ずハッキリと伝えましょう!
面接の場では言えずに、採用され働いてから「この勤務は無理です(´;ω;`)ウゥゥ」と言う人もいますが。。。現場の職員から嫌われる原因となりますので、絶対に辞めて下さい。
面接のときに採用担当者に言うのと、現場で働き出してからお局様、主任様に言うのとドッチが精神的に大変かを考えてみると良いでしょう。。。
給料の希望はありますか?
働く理由として最も大きな給料ですが、この質問をしてくれたときには、返答次第で給料がアップ↑するチャンスかも!?とテンションが上がってしまいますけど、実際には答えの1つや2つで給料が変わることは無いでしょう。
ただ事前の電話やメールでのやり取りで簡易的に決まった給料よりは、上がるからこそ質問をしてくれるという意味も含まれています。

『電話では月給で約25万とお伝えしましたが、経験と資格を考慮して約30万は出せそうです』

『本当ですか!ありがとうございます!』
こんな感じであなたのテンションを上げる前のクッション言葉の1つとして使われる質問なので、あまりに常識はずれなことは言わずに「以前の職場と同じ位もらえたら嬉しいです」程度にとどめて置きましょう。
求人サポート会社を使って希望を伝えていた場合
最近、介護転職でも利用者が急増している求人サポート会社を使った場合には給料交渉がかなり簡単な物となります。
あなた自身が希望する給料を出してくれる施設を、サポート会社が探したり交渉を代行してくれるサービスです。
その代表的な会社がスマイルSUPPORT介護ですので、今の職場に少しでも不満がある方は気軽に利用してみてはどうでしょうか?
あなたからの質問はありませんか?
面接も最後のほうになると、面接担当者から「○○さんから質問はありませんか?」といったことを聞かれるので、あなた自身が疑問や不安に思っていることを聞きましょう。
その他には働く意欲を表すような質問が効果的です。
- 施設内で勉強会、研修会などは開催されているのでしょうか?
- 介護福祉士、ケアマネなど資格取得の支援はありますか?
- 入職までに勉強しておいた方が良いことはありますか?
その他には、施設が取っている加算項目などを尋ねるのも勉強熱心だと受け止められてポイントアップです!特にケアマネ資格、またはケアマネを目指している方は、このように突っ込んだ質問を用意しておきましょう。
特にありません!大丈夫です!はNG
面接担当者が丁寧に答えてくれた場合には、こちらから聞きたい質問が無くなってしまうこともありますが、特にありません!という返答は無気力に捉えられて良いイメージは与えないので何か1つぐらいは質問しましょう。
- 早番、遅番、夜勤の回数
- 職員の年齢層
- 土日祝の勤務体制と人数
などは聞きやすくて無難な質問としてオススメです。
介護求人は需要増で応募側が強いです
介護の現場は慢性的な人手不足により、施設が応募者を選ぶのではなく、応募者が施設を選ぶ時代となっています。
面接だからといって必要以上に緊張をする必要はありませんし、聞きたいことも遠慮なく聞いてもマイナスポイントとなることは今の時代ではありません。
皆が本当に大変だからこそ、給料の面などを聞いてくれる方のほうが、プライベート・仕事、そして人生に対して真剣に考えているという捉え方をしてくれます。
事前準備と当日の身だしなみ
- この記事で紹介したような質問に対する返答
- 当日の身だしなみ
この2つさえしっかり準備できていれば面接はカンタンなものです!
あまりにも自分の意見を主張しすぎたり、相手の話をさえぎったり、タメ口で面接したりというのはNGですがね、、、

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