介護職員が働ける場所というと一般的にはデイサービス、ホームヘルパー、老人ホーム、老健施設などが挙げられますが、医療機関である病院でも働くことができます。
病院によっては介護職員、介護福祉士という名称ではなくて、看護助手やケアワーカーという形で募集しているところもありますね。
病院勤務というだけで仕事が大変そうだとか、責任が重そうなど印象があると思いますが、メリットもたくさんあるのです!
今回は介護職員でも病院勤務をオススメする理由を紹介していきます!
病院で介護職員、ケアワーカー、看護助手として働くメリット
医師、看護師が24時間対応してくれるので安心
介護サービスを提供しているところは老健などの施設サービスを除くと、医師や看護師は日勤のみの勤務だったり、非常勤だったりしますが、病院となると24時間体勢でDr、Nsが待機しています。
よく親を預ける側の利用者さんの家族に対するメリットとして言われることですが、現場で働く介護スタッフにとっても安心できる要素となるのです。
- 患者さんに万が一のことや急変しても医師、看護師をすぐに呼べる
- 困ったことがあれば医師、看護師をすぐに呼べる
- ケアなどで分からないこともすぐに質問できる
病院というと直接的に命を預かる現場ということで、介護として働いても責任が重そう。。。と考える人もいるようですが医師、看護師を頼ることができるという大きなメリットがあります。
特に若い人であれば是非、病院で働いてみてください。
- 看護師の仕事、やりがいを目の当たりにして自分も目指したくなる
- 給料差を知ることで看護師になりたくなる
知りたくない。。。と言う人もいるかと思いますが、まだ若いうちにであれば知っておくほうがメリットになると思うので書いてみました。
最近は少しづつ介護職の給料も上がってきてはいますが、やはり看護師さんと比べたら基本給の1ヶ月で10万~15万程度の差がありますし、その他の夜勤手当なども看護師さんは+2000円~5000円されます。
病院で働くことで身体と心で看護師になるメリットというのを実感することができますし、20代までの若いうちに気が付くことで現実的な目標となるのはないでしょうか。
疲労度、腰痛など肉体的には楽
病院は以下のように大きく2つに分けることができます。
- 急性期病院:大学、市民、公立、赤十字系など積極的に病気の治療をする病院
- 療養型病院:治療を終えた方が療養目的で入院する病院
この両者は病院の機能的には全く別物ですが、介護職員や看護助手として働く場合に共通していることはデイサービスや老人ホームなど定番の現場よりは、肉体的な負担が少ないということがいえます。
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急性期は治療がメイン
病床数は500床超え、放射線治療など最先端の医療を提供していて、地域の誰もが知っている大きな病院というのが急性期病院ですが、ここでは患者さんを抱え挙げたり、入浴介助を何十人とこなしていくという肉体的に辛い仕事は少ないです。
手術、治療前後の経過観察というのがメインとなるので、看護師さんのサポートや入院患者さんのカンタンなお世話という仕事内容になります。
また急性期病院というのは入院できる日数も限られていますし、レクリエーション企画というのもほとんどありません。
高齢者の方に対して丁寧で親身になったお世話をしたい!というやりがいを持っている人には向かないかもしれませんけどね。
介護施設だと現場でメインとして働くのは当然、介護職員ですけど、病院では医師、看護師が主体となります。
少し身体を休めたいし、働く人のサポートでもいいかなという人にはオススメの職場となります。
ここまでリラックスできるかどうかは別にしても、意外と病院勤務のほうが体は楽なのです。
療養型病院は寝たきりの方がほとんど
次に療養型病院ですが、こちらは老人ホームや老健といった施設サービスに入所している人よりも重度な疾患を患っていたり、治療後の療養目的の方が多くほとんどの方がベッドで寝たきりといった形になります。
もちろん食事介助やレクリエーションもありますけど、ベッドから車椅子に乗せることも困難という人も大勢いますし、このような患者さんに対して無理に抱え上げて起こしたり、レクに参加させたりといったことはしません。
現実的にこのような状況なので介護職員としては結果的に身体の負担は、施設サービス系よりも軽いと言えます。
また病院ということで医師が常駐していますし、医師の判断で離床させるのか経口摂取で食事させるのかということを決定するので、ある意味で医師に頼りつつ任せつつ介護行っていくことができます。
通所系、訪問系だと自己判断で行うべきことを判断していかなければならないですしね。
仕事のやりがいや楽しさという面では人それぞれ意見が分かれるところですが、積極的にお世話をするのも疲れちゃったかな。。。というときに病院勤務というのは意外と心と身体の負担が和らぐものだったりします。
医療法人、社会福祉法人の病院は安定していて待遇が良い
介護保険制度が始まったのが2000年ということもあって、介護サービスを提供・経営している施設というのはまだ新しいところが多々あります。
近年こそ聞かなくなりましたが「介護事業は儲かる」という話があったのも事実で、続々と他業種から介護に進出・転換した企業もありましたが、現実を目の当たりにすると甘くなくて存続こそしているものの経営が不安定で、職員へのボーナスや昇給がカットされているところもあります。
また人手不足ということで目先の基本給を高く、賞与5ヶ月分と宣伝して職員を集めて、いざ入職してみると聞いていた話よりも給料が低い。。。というと事例もあります。
これに対して医療法人や社会福祉法人で複数の病院や老健施設を運営しているところは、求人票に掲載されている基本給がパッと見で安かったりして介護職員からすると病院で仕事が大変そうだし、給料も低いし。。。ということで敬遠されがちなのですが、やはり大きな組織ということで昇給やボーナスも保証されていますし、昇進制度や評価制度も整っており、仕事を頑張ればお金に反映してくれるという大きなメリットがあります。
2000年以降に設立されたり、小さな組織の介護施設の全てが悪いとは言いませんが、大きな病院で働ける安定性と比較すると、なかなかメリットは少ないのかなと思います。
交通費や手当、有給消化率などトータルで考えよう
昇給やボーナス以外の面でも交通費や早番・遅番・夜勤手当など求人票だけでは、はっきりと分かり辛い部分で医療法人が優位に立つケースとしては
- 交通費は全額支給
- 有給消化率は全職員80%以上
- 食事補助有
- 福利厚生によるホテルやリゾート施設の職員割引有
- 資格取得支援制度有
などなどが挙げられます!もちろん全ての医療法人、社会福祉法人の病院に当てはまることではないので、必ず求人票やホームページを見て問い合わせるなどして確認して下さい。
病院は医師と看護師がメイン
病院勤務のメリットを紹介する記事なので、良いことばかり書いてきましたが最後にデメリットというか当たり前のことですけど、病院というのは医師と看護師が主役となる職場です。
介護保険の施設であれば介護職員がメインとなるのですが病院ではあくまでも看護師さんのサポートという仕事が主体となります。
否応なしに看護師さんとは関わる機会が多くなりますので、どうにも苦手。。。という方には向いていないということも言っておきます。。。
患者さんのお世話よりも看護師さんのお世話といった面も強い病院でのお仕事ですが、介護の現場でバリバリに働くことに疲れてしまったという人は働くことを考えてみてはどうでしょうか?
今までとは違ったことを学ぶこともできますし、大きな医療法人や大学・市民・赤十字系の病院であれば給与体系もしっかりしていますしね!

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