医療・介護療養型病棟や老人保健施設、特別養護老人ホームなどでは介護職員でも夜勤という勤務体系があります。
夜勤は人それぞれ意見が分かれるところで、手当が付くから何回でもやりたい!という人と、夜勤だけは身体に合わないからやりたくない。。。というタイプに大きく分けることができます。
そしてもう1つ夜勤という勤務に対して意見が分かれるのが1人で夜勤はやりたい!という人と、複数の2人(もしくは3人以上)でやりたいという人です。
初めて夜勤がある施設で働くことになった人や、1人夜勤をやらなければいけなくなった人に向けて、この両者について良い所と悪い所をまとめていきます。
目次
夜勤の人数によるメリットとデメリット
一人夜勤のとき
一人夜勤というのは文字通りあなた一人だけの勤務です。
僕自身はどちらかというと、自分のペースでお仕事ができる一人キリのほうが好きですね。
二人だとどうしても一緒に勤務する人に気を使いますし、相性という問題もありますから( ノД`)シクシク…
以下、カンタンに良い所と悪い所をまとめてみました。
メリット
- 仕事を口出しされることはなく一人で行える
- 時間配分もある程度はあなたの思い通りにでき、マイペースに仕事ができる
- 空いた時間に好きなことができる
デメリット
- 利用者さんからの呼び出し、トラブルなどが重なると対処できないことも
- 日勤では2人以上でやる介助でも1人でやらなければいけない
- 1人なので仮眠に集中しずらい
介護職時代に夜勤を3人で70人の利用者を対応していたときと、1人で20人を対応していたときがあった。もちろん1人で20人を対応していたときの方が身体的にも精神的にも辛かった。夜勤が終わり体重測ると毎回減っていた。1人夜勤を解消できればかなり精神的負担は減るはず。でも人件費がね・・
— スロカブ (@surokabu) September 1, 2016
二人夜勤(三人以上)のとき
複数人での夜勤というのは確かに心強い面もあるのですが、気が小さく人とコミュニケーション能力が高いとは言えない僕は苦手です(笑)
メリット
- 困ったときには、もう一人の同僚に助けを求めることができる
- もしものときに心強い
- 仮眠をしっかりととることができる
デメリット
- 一緒に夜勤をする職員に気を遣う
- 自分のペースでは仕事ができない
嫌いな人と苦手な人
以上、ここまで挙げてきたことは一般的に良く聞かれる意見です。
もうちょっとリアルなことを言うと2人夜勤が嫌な人の理由としては苦手な人とコンビを組むのがちょっとね。。。というのが多いです。

次の夜勤は〇〇さんとペアだ。。。良い人なんだけど仕事のペースが合わないからなぁ。。。

僕は〇〇さんとの夜勤好きだよ!2人ともマイペースだから、ゆっくりで気が合うんだ―
ざっくりまとめると、1人夜勤はやはり気持ち的には楽だという人が多いですね。
予期せぬことがあったときに大変なことも出てきますが、やはり他人に気を遣わず自分のペースで仕事をできるというのは非常に大きなメリットとなります。
2人夜勤だと重労働であるオムツ交換も協力して行うこともでき肉体的には楽です。
まあ同じ夜勤者が非協力的な人で、声を掛けづらい人だと辛いですが。。。
業務量の差は一概には言えない
次に仕事量についてですが1人夜勤だから忙しいかというと、そうではなく病床数と入所者数から夜勤の配置従事者数というのは決められていますし、施設によって業務量というのは差が出るので、一概に言うことはできません。
結局大きいのは同僚との人間関係の問題です!
人数が多い日勤中だと一緒に働いてても全然苦手じゃない人でも、いざ夜勤で2人きりで仕事をするとなると、どうにも苦手。。。というパターンもありますしね。
仮眠の取りやすさ
夜勤といえば仮眠というのも1つのお仕事みたいなものですが、この仮眠も1人だったら自分の好きなときに合間を見つけて取ることができますが、2人以上だったら話し合って時間を決める必要が出てきます。

今日は〇〇さんとだから私寝れないかも( ノД`)シクシク…

確かに〇〇さんとだと、こっちが気を使って寝れないよね(x_x;)まあ頑張ってよ。。。

夜勤変わってよ

えぇそれは、、、ごめんなさい。。
一人は禁止にする動きも
一人だけの夜勤についてですが近年は禁止にしようという動きも出てきています。
介護労働現場においてより深刻な問題は、「1人 夜勤」である。ユニットケア、GH、小規模多機能 では夜勤者が1人で16時間という長時間を、休憩も できずに勤務している。GHは、以前は2ユニット 1人の夜勤でも可能であったが、2012年の報酬改定 により1ユニット1人の夜勤体制となった。しかしながら、利用者人数が多いか少ないかで夜勤者の人 数基準を設定することは非常に危険である。 他産業ではあるが、2011年に某牛丼チェーン店に おける深夜の時間帯の「ワンオペ」が大きな問題と なった。ここでは、制度などの変更はなかったものの、第三者委員会から経営者側に対し「ワンオペは 過酷なもの」として「従業員の複数勤務体制」を取 るように促している。結果、複数勤務体制が整わな い店舗は営業を休止している。 介護労働現場は社会保障制度のもとで利用者の暮 らしと生命を守らなければならない。他産業以上に重層的で十分な人員配置が不可欠である。火災事故 や緊急事態などは夜間に発生することが多く、介護職員の1人夜勤に対する不安感は非常に強い。
出典:irouren.or.jp/research/%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%8A%B4%E5%83%8D587%E5%8F%B7(16%E5%B9%B42%E6%9C%88).pdf
職種こそ違うものの外食チェーンで一人での過酷な夜間勤務が社会問題になったこともありましたね。
介護施設でも一人勤務のときに火災事故が起きることが多くあるなどの事例もあります。
また職員から利用者さんへの暴力事件が起きやすいのも悲しいかな事実。。。
深刻な人手不足問題や実際の経営状況を考えると実現する可能性は低いとは思いますが、こういった深刻なデメリットがあることも知っておきましょう。
最終的には人間関係
記事中にも書きましたが僕自身として個人的な意見を言うとどっちが好きかというと1人夜勤ですね。
理由はさんざん書いてきましたが、やっぱり気持ち的に凄く楽という点が大きいです。
プライベートでも一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりする人との2人夜勤だと、言いたいことも言い合えるし、仕事もスムーズに運ぶし、凄く楽しいので、これまた悩むところではありますけどね。
結局は一緒に働く同僚との人間関係次第なのかなと思います。

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