介護職員としての雇用形態は大きく以下の4つに分けることができます。
- 正規職員
- パート、アルバイト
- 派遣職員
- 契約職員
今回はこの内、派遣としての働く場合のメリットとデメリットを紹介していきます!
記事の最後にはオススメの派遣会社2社を紹介していますので、少しでも興味のある方の参考にして頂ければ幸いです。
目次
派遣のお仕事のメリット
時給が高い
派遣という働き方の最大のメリットと言ってもよいのが何よりも高時給です!
派遣と同じようにあなた自身の希望通りに働けるパートやアルバイトといった非正規雇用での平均時給としては900円~1300円程度のところが多いですが、派遣では1300円~1700円という時間給が多いです。
多いところでは1800円というケースも!
単純計算ですが1800円×8時間/日×20日=288,000円となり、その他の手当を含めれば月収30万円という可能性も!
フルタイムじゃなくて短い時間しか働けないけど、お給料はできるだけ高くもらいたいという場合にも派遣という働き方が最も適していると言えます。
高時給の理由
では何故、派遣という働き方をしている人の時給が高いかというと介護施設の経営が関わっているからです。
介護施設にはそれぞれサービス形態に応じて人員配置基準というのが決められています。
- 入所定員100人当たりに必要な介護職員の人数
- 特養:33人
- 老健:25人
- 療養型医療施設:17人
この人数を下回ってしまうと介護保険制度の基準を満たすことができず施設に入る収入が減算されてしまいます。
今の世の中は簡単に介護職員を採用できる時代ではありませんので、人員基準が下回りそうになったときに施設側が飛びつくのが派遣会社となります。
派遣会社に頼めば自分の施設で直接雇用をするよりも早く人材を紹介してくれますから、減算という最悪の事態を回避することが可能となるからです。
ただ便利な分、派遣会社に払うお金は決して安くはありません!この安くないお金が派遣会社に渡って派遣職員のお給料となるので、高時給をもらえるという仕組みになっています。
好きな時間、曜日に働ける
こちらもパートやアルバイトといった雇用形態でも言えることかもしれませんが、派遣という働き方では更に自分の思い通りに働くことが可能です。
理由としては先ほどの高時給と似たようなものです。
働くあなたは派遣会社から紹介という形で勤務先の施設で働きますので、雇用契約は派遣会社と結ぶ形になります。
ここで勤務先が無理なシフトや希望をあなたの思いとは無視して働かせてしまうと、そのクレームは派遣会社に行きます
派遣会社からクレームを受けてしまった施設は、派遣会社との信頼関係が崩れて今後の取引がしずらくなりますね。
人材不足で介護報酬の減算という経営の危機が訪れた時に、利用ができないというのは施設にとって死活問題!
なので派遣職員には無理な要望をできないという訳です。
あなた自身は派遣会社に守られているという形と言えるでしょう。
残業代は必ず貰えます
雇用契約は派遣会社と結んでいるということで、勤務先で残業があったとしても残業時間の申請は派遣会社に行いますので必ず残業代は支給されます。
これが直接雇用だと周りの同僚も30分ぐらいなら残業申請していないと、あなたも申請しずらく結果的にサービス残業となってしまいますよね( ノД`)シクシク…

残業したことを届け出しにくい職場ほど嫌なものはありませんが派遣であれば安心です!
採用されやすく転職しやすい(施設を変えやすい)
派遣という形であれば派遣会社が間に入ってくれるので、転職をしやすいというメリットがあります。
勤務先があなたに合わなければ施設をすぐに変えることができますし、このとき履歴書には派遣会社で働いていたというようになるので、無駄な職歴が増えなくてすみます。
- 派遣だと
- 2017.4.1~2020.3.31:〇〇派遣会社
というように2017年~2020年の3年間の間にデイサービスや通所リハ、老健など複数の施設で働いた経験があったとしても一括して派遣会社で勤務という形で履歴書に書くことが可能。
もちろん次に正職員を狙った面接のときには、この内訳を聞かれるかもしれませんが理由はいくらでも作れてしまいます。(少し裏技チックですが、、、)
- 契約期間を満了した
- 派遣として働きながら介護福祉士の資格を取った
- ケアマネの受験勉強と受験資格を満たしたかった
などなどです。
例えば本当は入って3日で辞めた(施設を変えた)としても馬鹿正直に面接で答える必要もありません(笑)
これがパートやアルバイトだと履歴書には正直に書かなければいけませんからね。
- パート、アルバイトだと
- 2017.4.1~2017.8.31:〇〇デイサービス
- 2017.9.1~2018.3.31:老人保健施設〇〇
- 2019.5.1~2019.7.31:介護療養型医療施設〇〇
- 2019.8.1~2020.3.31:サポート付き高齢者住宅〇〇
どうしても転職回数が多い人というのは、その人自身に問題があるのではないか!?と捉えられてしまい最初のイメージが悪くなりがちですからね、、、履歴書が汚れるという言い方があるぐらいですから。
介護職員のお仕事と一言にいっても様々な施設サービスがあるわけですから、色々経験しながら自分になったサービスを見つけたいという考えを持っている方は、最初は派遣という形をオススメします!
入浴介護が向いてなければ訪問リハへ、訪問リハも合わなければサ高住へ、サ高住亜がダメなら老健へ、老健もダメなら療養型病院へ。。。という形でピッタリの職場を見つけることができます。
紹介予定派遣で正社員になる前に施設を見極められる
あなたが正規職員として働いてみようかな?という施設があった場合でも、まずは派遣という形で働いて施設の実態や人間関係の探りを入れるということもできます。
これには紹介予定派遣という正社員採用を前提とした派遣方法を活用しましょう。
→介護職員のキャリアパス制度とは?人材育成、昇給、処遇向上を目指す
正職員として採用された後に、
- 人間関係が凄く悪い職場
- 経営難が伺える
- キャリアパス制度(昇給制度)が整備されていない
ということが分かったら泣きたくなりますが、派遣として働いて施設の実態を把握していれば防ぐことができますよね?
もし実際に働いてみてあなたに合っていなかったり、ダメな施設であれば正社員になる必要はないわけですから、リスクはほぼ0といっても過言ではありません。
デメリットもあります
ボーナス、交通費が無い
派遣という働き方だと基本的にはボーナスがありませんし交通費も支給されません。
高時給で働けるというメリットを紹介しましたが、交通費が無いということで自家用車を使っての通勤や公共交通機関を使う場合には、交通費も含めて時給換算することが絶対必要です。
徒歩や自転車で通える勤務先であれば問題はありませんけどね。
ただ最近は派遣会社によってはボーナス、交通費といった各種手当を支給してくれるところもあります!
- フルタイム勤務でボーナス支給
- 就職祝い金、契約満了手当が交通費の代わり
などなど条件付きや違った形での支給方法もあり一概には言えませんので、最終的にはトータルで貰えるお金を計算しましょう。
面倒と思われるかもしれませんが、派遣会社に聞けば正直にトータルで〇〇万円などは教えてくれるので質問するのがベスト。
直接雇用されていると聞きずらいお金の問題ですが、派遣という形であれば派遣会社に遠慮せず聞くことができますよ!

私みたいに遠慮がちな性格だと派遣会社に聞けるのはありがたい!
契約期間前に派遣切りの可能性
派遣という形はあらかじめ契約期間を決めて働き、期間が来たら契約更新するかどうかを決めるか施設を変えるかしていきますが、急な契約切り(派遣切り)という可能性も0ではありません。
勤務先の直接雇用で十分に人員基準を満たすことができ余裕ができた場合には、派遣職員というのは無駄な人材となってしまうので契約期間途中でも打ち切りというリスクも。。。
ただ派遣切りというのも派遣会社と勤務先の信頼関係が崩れますので、よっぽどのことが無い限り介護業界での派遣切りはありません。
やる気がないと切られます
先ほどのよっぽどのことって何?という話ですが、切られてしまったとしたらその人自身の勤務態度が悪いという理由であることが多いです!

派遣の〇〇さん急に来なくなったね。

明らかにやる気なかったしこっちから切ったのかもね

そっか、態度悪かったし仕方ないか
デメリットの項目に書いてみましたが、雇用形態とは関係なく社会人として働くのですから派遣だからといって真面目に働かないというのはあり得ませんし絶対にやってはいけないことです。
社会的な目、世間体が冷たい
派遣という働き方に対しては未だに世間からの目は冷たいと言えるでしょう。
友達からお仕事何やってるの?と聞かれて介護の派遣だよ!と答えたときに、すごく大変なお仕事と思われるぐらいなら、気にしなければ済む話ですけど社会的な問題が少々あるかもしれません。
- 介護の派遣と言うと凄く大変な人と思われる
- ローンが通りにくい
- アパート、マンションを借りにくい
ただこの項目に関しても一昔前なら大きなデメリットと言えたかもしれませんが、近年は派遣という理由だけでローンやアパートを借りられないということはありません。
独身一人暮らしで親からの仕送りもなく週に2~3回しか働いておらず月収が10万程度。。。となると現実的に生活できるのかと疑われますので問題になるかと思いますが。。。
派遣会社に登録して情報収集をしよう
最後に今回の記事のポイントをまとめたものになります。
- 1500円~1800円の高時給で働ける
- 勤務時間、曜日はパートよりも自由が利く
- 派遣会社に守られているため安心
- 残業代もしっかりと出る
- ボーナスや交通費など各種手当がある会社も増えている
- 正規職員を考えている施設に派遣として先に働いて情報収集ができる
派遣について知らなかった方にとっては、意外と多くのメリットがあることにビックリしたのではないでしょうか?
働き方についてもっと知りたい方や、働きたいと思った方は派遣会社に登録するところから始めましょう。
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1円たりとも掛かりませんし、無資格者から有資格者までOKなので、安心して登録することができます。
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